自然のもたらす力

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ここ数日は急に暖かくなり、ぐっと春が近づいてきたように感じます。

まだ梅のつぼみが膨らみ始めた頃…

ケヤキの伐採にお伺いさせていただきました。

 

kk-2 墓域にそびえ立つ3本の立派なケヤキ。

高さ30m位でしょうか。

塀ギリギリのところに立っていました。

お寺に伺うと、ケヤキをよく見かけます。

街でもケヤキ坂やケヤキ通りなど、

名称になっているところも数多く、

子供のころに木登りをして遊んだ…という方も多いかもしれません。

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作業の前日、なんと天気は雪。

当日は回復しましたが、周りや家の屋根には、

前日の雪が残っていました。

雪の影響で、濡れている枝もあり、足取りは慎重に…

しかし、作業はとてもスピーディで、

あっという間に、1、2本目が完了してしまいました。

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枝と言っても、この大きさです。

ケヤキは扇状に枝を広げ、枝先は竹ぼうきの様。

見回した感じ、この辺りでは、1番高そうな木に鳥も目を

付けたのか、1番奥の枝先には、鳥の巣がありました。

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作業2日目。

この日は10m近い強い北風が吹く中、残りの1本の伐採

予想最高気温は5度。カメラを構えているだけの私も、

身じろぎせずには居られませんでしたが、

頭の上からは「さむ~いっ」という声も聞こえてきました。

「寒さのあまり、手の感覚が弱くなり、チェーンソーを握れない」

そんな事を言っても、ちょん、ちょん、ちょん…という位の感じに、滞りなく完了です。

 

当初の予定では、ここで完了だったのですが、打合せの際に、急きょ追加が出ました。

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以前から気にはなっていたとおっしゃっていましたが、

 成人式の日に振った、大雪。

その影響で、サワラが2本折れてしまったとの事。

4本あるうちの、2本、不自然に先が無くなっています。

雪の力とはすごいのを改めて実感します。

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3日目も前日程ではありませんが、風が強く、

細いサラワは、風に揺られてなびいていました。

もちろん、その木に登っている、空師も…

さらには、強風で新たに枝が折れた箇所も。

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折れてしまった木に高さを合わせる為、

他の木も、切り揃えました。

折れてしまった2本の脇の木も先が斜めになっていたので、

放っておうては、折れてしまっていたかもしれません。

木のすぐそばは、近所の方が通る、散歩道。

雪で折れた2本も、曲がっていた2本も、

誰かに影響することなく、剪定することが出来たことは、最良の選択だったと思います。

今回は、なかなか大変な天候でしたが、事故なく無事に完了!

 

他のお客様からも、「雪で木が折れてしまった」というお声を耳にしました。

ご覧になっているお寺さまでも、そのような事でお悩みがありましたら、

ぜひ、弊社までご相談ください。

空師、樹木医がお客様にとって最良のご提案をさせていただきます。 

詳しくはこちらをご覧ください‣‣‣寺院樹木コーディネート



サクラの伐採

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今回、桜の木のご相談をいただきました。
 
お寺の参道に植えられた桜の木。
春には美しい桜並木となっていた場所でしょう。
 
しかし、参道のすぐ脇には一般住宅。
もしものことが起こってからでは遅い…
という事で、今回は伐採という運びとなりました。
 
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左上の赤丸の付いた4本の伐採と、山門脇の1本を剪定。
もちろん、工事の前に近隣の方々へご挨拶に伺い
お寺様と近隣の方々の橋渡しも弊社の重大責務です。

写真でみるとあまり大きく感じないのですが
実際の木は、どれも立派!
今回は敷地にも余裕があり、10tのクレーンを使い、
参道の手前から順番に伐採を行っていきました。

桜の木のすぐ脇には、石像やガラスケースが並び、
空師とクレーンのオペレーターの息のあったプレーが重要です。
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左の桜は幹の根本付近から二股に枝分かれ
していたものを剪定し、残った幹が斜めに
生えていました。既に切り落とされていた幹は、
鋼板で保護するも、既に内部は腐朽していました。

残された幹の枝先も、腐朽している可能性が
ある為、根本に近い部分にロープを掛けました。

 

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さて山門脇の桜。
こちらは、他の4本とは違い、幹も枝も細め。
いくらスリム体系でも、成人男性。
尚且つ、枝が割れている箇所もあり、
登っている本人に、恐怖感はないそうですが
下から眺めている身としては、折れてしまわないか
ドキドキしながら見守っていました。
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工事もいよいよ大詰め。
わかるでしょうか、この立派な幹。
チェーンソーも一度では回りきらず、何度も
場所を変えて、刃を入れてようやく伐採完了。
 

 
 
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工事前は、まるで木のトンネルのようだった参道も
明るい光が差すようになりました。

初日から小雨交じりの中でのスタートとなりましたが、
誰ひとり怪我することなく完了。
腐朽が進んでいる箇所もあり、
住職様方にも大変喜んでいただけました。

 
 

樹木でお困りのことがございましたら、空間技研にご相談ください。
空師、樹木医がお客様にとって最良のご提案をさせていただきます。
詳しくはこちらをご覧ください‣‣‣寺院樹木コーディネート

  
  

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余談ですが、剪定で出た桜の枝。
つぼみを膨らませており、樹木医に確認したところ、
水に生けておくと、春にはかわいらしい花を咲かせるとのこと。
数本水に生け、持って帰ってきてみました。
桜の季節まではまだ先ですが…
無事にかわいらしい花を咲かせてほしいと願い
毎日せっせと水を替えております^^

春には良いご報告が出来るといいのですが…



梅の便りが届いた頃に・・・

今年の冬は長かったように思いますが、
桜の開花予報も聞こえ始め、
春もそこまできているのでしょうか。

先日、とあるお寺様で、
シラカシ・ムクノキ・ケヤキ剪定を
2日間に渡り、行ってまいりました。

1日目のムクノキとシラカシは、境内の
奥まった場所に生えている為、
クレーンでの吊切りとなりました。

クレーンを伸ばすにあたり、傷つけぬ様
手前側の桜の枝を剪定し、作業開始です。

カシと言えば、
関東はシラカシ、関西はアラカシと言う位、
関東ではとてもポピュラーで、
秋になるとどんぐりを沢山つける木です。

また常緑高木の為、冬でも葉が青々と茂り、クレーンで下ろしてくる為、
剪定作業も早く、下で受け取る職人たちも、急ピッチで枝の細分化に追われていました。

 一方、落葉高木のムクノキは
天高く、のびのびと育った為か、
枝ぶりは大きく、幹かと思う位の太さ。
大の大人が数人掛りでトラックに運び込む姿も
見受けられました。

この時期は裸木のムクノキですが、
ケヤキによく似ており、
葉がざらついていることから、
昔は、鉋をかけた木材や漆喰などの
研磨材として利用されていたそうです。

作業も2日目。
本日は、墓地内にそびえ立つケヤキの
枝おろしです。

昨日とは違い、檀家様のお墓が
隣接している為、クレーンは入れず、
人力ロープ吊りでの作業となりました。

空師の指示で、枝から無数に垂れている
枝を支える親ロープ
枝の方向を決める引きロープ
地上の職人達は、この2本のロープを操り
安全な場所へと枝を下ろします。
枝によっては、親ロープに2人3人と
支えが必要になることもあります。

次々と下ろされる枝に、
職人達は枝を担ぎ、狭い墓地と墓地の間を
縫う様に走り回っていました。

作業も滞りなく完了。
左側がムクノキ、右側がケヤキです。
大きく迫り出していた枝も
周囲との調和が取れました。

別途、ご依頼いただいていた、
墓地内の草木等刈り込み。
作業前は大きく越境していましたが、
塀が見える程にスッキリ!

ちょうど今は春の彼岸のシーズン。
お墓参りでご覧になった檀家様にも
喜んでいただけていれば、幸いです。

 

 

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